秋晴れのなかに一連の雲あり

残り少ない人生を、神とともに

2024-01-01から1年間の記事一覧

この世のはじまり (10) ~この世という舞台~

神が人間を創造するとき、それは私たちがイメージするものとはおおきく違っています。神は人間の原形であるたましいに協力を要請し、それぞれに大きな役割、使命をあたえ、この(人間創造という)大事業を行うことになりました。 もちろん、その中心に神が存在…

この世のはじまり (9) ~神とたましいの境目~

この世のはじまりとは、神が人間を創造して、共に楽しもう思われたのだと、神話は語っています。 神の人間創造というと、神が絶対的な力を使って、自由自在(じゆうじざい)に力を発揮するようなイメージが浮かびますが、実はかなり違います。 まず、二つのた…

この世のはじまり (8) ~守護(まもり)~

神が人間を創造するにあたって、実際に人間を産み出すために、二つのたましいに、人間の親の役割を与えることになりました。 しかし、それだけではまだ、足りません。人間が人間として成り立つためには、当たり前ではない力が必要となります。 これを守護と…

この世のはじまり (7) ~人間創造~

この世のはじまりというには、まだ、この世、この世界は出現していません。 なぜなら、神はこの世を創造(つく)ろうとしたわけではないからです。 人間というものを創造(つく)ろうとしたのにはまちがいないのですが、この世界ではありません。 ただ、人間をつ…

この世のはじまり (6)~親~

神が人間を創造(つく)ろうと思われた。しかし、そんなことは信じられない、そんな証拠はどこにあるのか、と言う人もあるかもしれませんね。 私は親(神が人間を創造したのであれば、神は人間の親だと思います)である神が人間に、あなたたちは私が創造(つく)っ…

この世のはじまり (5)~この世で一番大切なもの~

祖父があるとき、この世で一番大切なものはなんですかと聞かれ、少し考えてから、「信じることだと思います。」そう答えました。 私はそのとき、偶然その言葉を耳にしましたが、正直そのときは、その言葉がとてもありふれていて、平凡な気がしていました。 し…